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離檀料とは?相場・必要な支払いから高額請求の対処法まで徹底解説

離檀料という言葉を聞いて、「いったいいくら必要なのだろう」「本当に支払わなければいけないのか」と不安に感じていませんか?お墓の引っ越しや墓じまいを考えるとき、菩提寺との関係やお金のことで悩む方は少なくありません。本記事では、離檀料の基本的な意味から相場、支払い義務の有無、さらには高額請求された場合の対処法まで、わかりやすく解説します。この記事を読めば、離檀料に関する不安を解消し、円満にお寺を離れるための準備ができるはずです。

目次

  1. 離檀料とは何か?
  2. 離檀料は支払う必要がある?
  3. 離檀料の相場と適正金額
  4. 離檀の手続きと流れ
  5. 円満に離檀するためのポイント
  6. 離檀料を巡るトラブル事例と対処法
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ

離檀料とは何か?

離檀料とは、檀家を辞める際に菩提寺へお礼として渡すお布施のことです。

「離檀」とは檀家をやめることを指し、多くの場合、お墓の引っ越し(改葬)や墓じまいに伴って発生します。檀家制度は江戸時代に始まった仏教寺院と檀家(信徒)の関係で、檀家は菩提寺に経済的支援を行い、寺院は檀家の先祖供養や法要を執り行うという相互関係でした。

離檀料は、この長年の関係に対する感謝の気持ちを表すものです。「料金」という名称ですが、実質的にはお布施の一種であり、これまでお世話になった住職や寺院への謝礼という性格を持っています。

離檀料が必要になる主なケース

離檀料が必要となるのは、主に以下のような場合です:

  • お墓を別の場所に移す場合(改葬):遠方の実家の墓を近くの霊園に移すなど
  • 墓じまいをする場合:後継者がいないため墓を撤去し、永代供養などに切り替える
  • 宗旨替えをする場合:別の宗派や宗教に改宗する際

いずれの場合も、これまで菩提寺が担ってきた供養の役割が終わることになるため、その区切りとして離檀料を納めるのが一般的な慣習となっています。


離檀料は支払う必要がある?

多くの方が気にされる「離檀料は必ず払わなければならないのか」という疑問について、明確にお答えします。

法的な支払い義務はない

結論から言えば、離檀料に法的な支払い義務はありません。

日本国憲法第20条で保障されている「信教の自由」には、特定の宗教を信じる自由だけでなく、信じない自由、やめる自由も含まれています。したがって、檀家を辞めること自体は個人の自由であり、離檀料を支払わなくても法律上は問題ありません。

現実的には支払うケースが多い

しかし実際には、多くの方が離檀料を納めています。その理由は以下の通りです:

1. 社会的な慣習として定着している 長年お世話になった寺院への感謝の気持ちとして、また円満に関係を終えるための礼儀として、離檀料を包むことが社会通念となっています。

2. 手続きをスムーズに進めるため 離檀料を支払わない場合、以下のような支障が生じる可能性があります:

  • 埋葬証明書の発行を渋られる:改葬許可証の申請に必要な埋葬証明書を、菩提寺の住職に発行してもらう必要があります。離檀料の件で関係がこじれると、この発行を遅らせられたり、拒否されたりするケースがあります
  • 閉眼供養を行ってもらえない:お墓から遺骨を取り出す前に行う閉眼供養(魂抜き)を、住職に依頼できなくなる場合があります
  • 親族や地域との関係悪化:特に地方では、菩提寺との関係が地域コミュニティと密接に結びついているため、関係悪化が親族や地域での評判に影響することもあります

適切な話し合いが重要

離檀料を支払うかどうか、いくら支払うかは、最終的には檀家本人と菩提寺の住職との話し合いで決まります。経済的に厳しい事情がある場合は、正直に相談することで減額や支払い免除に応じてもらえることもあります。

**重要なのは、一方的に離檀を進めるのではなく、住職と誠実にコミュニケーションを取ることです。**感謝の気持ちを伝えながら事情を説明すれば、多くの場合、理解を得られるでしょう。


離檀料の相場と適正金額

では、実際に離檀料はいくらくらい包めば良いのでしょうか。具体的な相場と、適正金額を決める際の考え方をご紹介します。

一般的な相場

離檀料の相場は、一般的に3万円~20万円程度です。

より細かく見ると:

  • 最も多い金額帯:5万円~10万円
  • 平均的な額:10万円前後
  • お世話になった期間が長い場合:15万円~20万円
  • 比較的浅い関係の場合:3万円~5万円

よく言われる目安として、**「法要1回分のお布施と同程度」**という考え方があります。例えば、法事の際に3万円のお布施を包んでいた家庭なら、離檀料も3万円~10万円程度が一つの基準となります。

金額を左右する要因

離檀料の適正額は、以下のような要因によって変わってきます:

1. 檀家としての年数

  • 先祖代々、何代にもわたって檀家だった場合は高めになる傾向
  • 一世代のみの関係であれば比較的低めでも許容される

2. お世話になった度合い

  • 頻繁に法要を行ってもらっていた
  • 住職に個人的な相談にも乗ってもらっていた
  • 寺院の行事に積極的に参加していた このような場合は、感謝の気持ちとして高めの金額を検討する方が多いです。

3. お墓の規模

  • 墓地の区画が大きい
  • 立派な墓石を建てている このような場合、それなりの金額を包むのが一般的です。

4. 地域性 地方によって慣習が異なります。都市部では比較的低めの傾向があり、地方では高めになることもあります。

5. 寺院の格式 由緒ある大寺院と小さな地域の寺院では、離檀料の相場も異なる場合があります。

宗派による違い

浄土真宗では離檀料が不要とされています。浄土真宗では、檀家制度そのものが他の宗派ほど厳格ではなく、離檀の際も特別な料金を求めないのが原則です。ただし、感謝の気持ちとして任意でお布施を渡すことは問題ありません。

その他の宗派(浄土宗、曹洞宗、真言宗、日蓮宗など)では、慣習として離檀料が求められることが一般的です。

適正金額の考え方

適正な離檀料を決める際は、以下のステップで考えると良いでしょう:

  1. 地域の相場を調べる:同じ地域で離檀した経験のある知人に聞く、石材店や葬儀社に相談する
  2. 自分の状況を整理する:上記の要因を考慮して、自分のケースではどの程度が適切か検討する
  3. 住職に相談する:「○○円程度お包みしたいと考えておりますが、いかがでしょうか」と事前に確認する

**注意点として、100万円を超えるような高額な離檀料を要求された場合は、明らかに相場を超えています。**このような場合は、後述するトラブル対処法を参考にしてください。


離檀の手続きと流れ

離檀料の話題と密接に関連する、離檀(墓じまい・改葬)の具体的な手続きについて解説します。全体の流れを把握することで、いつ離檀料を支払うべきかも明確になります。

離檀の基本ステップ

離檀を進める際の一般的な手順は以下の通りです:

ステップ1:親族への相談と合意形成

まず最初に、家族や親族と十分に話し合い、離檀・墓じまいについて合意を得ることが重要です。特に以下の点を話し合いましょう:

  • 離檀する理由
  • 遺骨の移転先(永代供養、樹木葬、散骨など)
  • 費用の負担方法
  • 今後の供養の方法

先祖代々のお墓を動かすことに反対する親族もいるかもしれません。時間をかけて理解を得ることが、後々のトラブルを防ぎます。

ステップ2:菩提寺の住職への連絡

親族の合意が得られたら、できるだけ早く菩提寺の住職に連絡を取ります。

重要なポイント:

  • 電話だけで済まさず、直接訪問して相談するのが礼儀です
  • 離檀したい理由を丁寧に説明します(「遠方で管理が難しい」「後継者がいない」など)
  • これまでの感謝の気持ちを伝えます
  • 閉眼供養の日程や離檀料について相談します

ステップ3:新しい納骨先の決定

改葬する場合は、遺骨の移転先を決めて契約します。選択肢には以下のようなものがあります:

  • 別の寺院墓地や霊園
  • 納骨堂
  • 永代供養墓
  • 樹木葬
  • 手元供養(自宅供養)

新しい納骨先が決まったら、受入証明書を発行してもらいます。

ステップ4:役所での改葬許可申請

お墓から遺骨を移動するには、市区町村の許可が必要です。現在のお墓がある自治体の役所(戸籍住民課など)で以下の手続きを行います:

必要書類:

  • 改葬許可申請書(役所で入手、またはウェブサイトからダウンロード)
  • 埋葬証明書(現在の墓地管理者=菩提寺の住職が発行)
  • 受入証明書(新しい納骨先の管理者が発行)

これらを提出すると、改葬許可証が交付されます(即日~1週間程度)。

ステップ5:閉眼供養の実施

お墓から遺骨を取り出す前に、僧侶による閉眼供養(魂抜き、お性根抜きとも呼ばれます)を行います。これは、墓石に宿っていた仏様の魂を抜くための儀式です。

**このタイミングで離檀料を包むのが一般的です。**閉眼供養のお布施と一緒に、白い封筒に入れて住職に手渡します。

ステップ6:墓石の撤去と墓地の返還

石材店に依頼して墓石を解体・撤去し、墓地を更地にして菩提寺に返還します。撤去費用の相場は1㎡あたり10万円~30万円程度です。

ステップ7:離檀届の提出

菩提寺によっては、正式に檀家を離れるための「離檀届」や「墓地返還届」の提出を求められる場合があります。書式が用意されている場合は記入して提出し、ない場合は口頭での確認で済むこともあります。

ステップ8:遺骨の移転

改葬許可証を持って、新しい納骨先に遺骨を納めます。新しいお墓で開眼供養(魂入れ)を行い、一連の手続きが完了します。

離檀にかかる期間

離檀の手続きには、一般的に2ヶ月~6ヶ月程度かかります。親族との話し合いや住職との調整、役所の手続き、石材店の工事日程などを考慮すると、余裕を持ったスケジュールが必要です。

特にお彼岸やお盆の時期は寺院も石材店も繁忙期となるため、それらの時期を避けるか、早めに予約することをおすすめします。


円満に離檀するためのポイント

離檀を円滑に進め、菩提寺との関係を良好に保ちながら離れるためのコツをご紹介します。

1. 早めの相談を心がける

**できるだけ早い段階で住職に相談しましょう。**突然「来月離檀します」と伝えるのではなく、数ヶ月前から意向を伝えておくことが大切です。

住職も心の準備ができますし、スケジュール調整もしやすくなります。また、早めに相談することで、住職から離檀に関するアドバイスをもらえることもあります。

2. 直接会って丁寧に説明する

電話やメールだけで済まさず、必ず一度は直接訪問して話をしましょう。

対面で話すことで、誠意が伝わりやすくなります。その際は以下の点を心がけてください:

  • 離檀したい理由を正直に、しかし丁寧に説明する
  • これまでお世話になったことへの感謝を伝える
  • 決して寺院や住職を批判するような言い方をしない

3. 感謝の気持ちを形にする

離檀料とは別に、以下のような形で感謝を表すことも効果的です:

  • お礼状を書く:離檀後に、改めて感謝の手紙を送る
  • 菓子折りを持参する:最初の相談時や閉眼供養の際に、心ばかりの品物を持参する
  • 寺院の行事に協力する:離檀前の最後の行事(お盆の法要など)には積極的に参加する

4. 離檀料の金額を事前に確認する

離檀料の金額については、曖昧にせず事前にはっきりさせておくことが重要です。

おすすめの聞き方: 「離檀料としまして、○○万円ほどお納めしたいと考えておりますが、いかがでしょうか?」

このように具体的な金額を提示して住職の意向を確認すれば、後から「金額が足りない」と言われるトラブルを防げます。

5. 地域の慣習をリサーチする

可能であれば、同じ地域で離檀した経験のある方に話を聞いたり、地域の石材店や葬儀社に相談したりして、地域の慣習や相場を把握しておきましょう。

「この地域では○○円くらいが一般的」という情報があれば、住職との話し合いもスムーズに進みます。

6. 書面や領収の記録を残す

可能であれば、以下の記録を残しておくと安心です:

  • 離檀届や墓地返還届のコピー
  • 離檀料の領収書(発行してもらえる場合)
  • 埋葬証明書の原本(コピーを取っておく)

特に高額な離檀料を支払った場合は、後日のトラブル防止のため、何らかの書面を残しておくことをおすすめします。

7. 親族全員に報告する

離檀が完了したら、関係する親族全員に報告しましょう。特に:

  • 遺骨の移転先
  • 今後の供養の方法
  • 年忌法要をどうするか

これらの情報を共有することで、後々「知らなかった」というトラブルを防げます。


離檀料を巡るトラブル事例と対処法

残念ながら、離檀料を巡ってトラブルになるケースも報告されています。ここでは実際の事例と、困った時の対処法をご紹介します。

よくあるトラブル事例

事例1:高額な離檀料を要求された

国民生活センターには、以下のような相談が寄せられています:

  • 「遠方の寺から近くの霊園に改葬したいと申し出たら、離檀料200万円を要求された」
  • 「両親の遺骨を移したいが、100万円の離檀料を請求され話が進まない」
  • 「50万円の離檀料を払わなければ埋葬証明書を出さないと言われた」

このような明らかに相場を超える金額を要求されるケースは、決して多くはありませんが、実際に存在します。

事例2:埋葬証明書の発行を拒否された

「離檀したいと伝えたら、住職が激怒して埋葬証明書の発行を拒否された」というケースもあります。埋葬証明書がないと改葬許可証が取得できず、手続きが止まってしまいます。

事例3:離檀そのものを認めてもらえない

「檀家をやめることはできない」「先祖代々の約束だから離檀は認められない」と言われ、離檀を引き延ばされるケースもあります。

トラブルへの対処法

困った時は、以下の対処法を試してください。決して一人で抱え込まず、適切な機関に相談することが大切です。

対処法1:宗派の本山・宗務所に相談する

最も効果的な方法は、菩提寺が属する宗派の本山や宗務所に相談することです。

各宗派には:

  • 本山(宗派の総本山)
  • 宗務所(宗派の事務局)
  • 相談窓口

があり、檀家と寺院のトラブルについて相談を受け付けています。宗派としては、末寺(各地の寺院)が不当な要求をすることを好ましく思っておらず、多くの場合、本山から指導が入ることでトラブルが解決します。

対処法2:消費者ホットライン(188)に相談する

**消費者ホットライン(局番なし「188」)**に電話すると、最寄りの消費生活センターにつながります。

消費生活センターでは:

  • 高額な離檀料請求についての相談
  • 住職との交渉のアドバイス
  • 必要に応じて間に入っての調整

を行ってくれます。国民生活センターによれば、高額な離檀料を支払う法的義務はないとされており、専門の相談員が対応してくれます。

対処法3:弁護士や行政書士に相談する

上記の方法でも解決しない場合や、法的な対応が必要な場合は、弁護士や行政書士に相談しましょう。

特に:

  • 内容証明郵便を送る必要がある場合
  • 法的手続きを取る必要がある場合
  • 損害賠償を請求したい場合

などは、法律の専門家の力を借りることになります。

対処法4:自治体の無料法律相談を利用する

多くの市区町村では、定期的に無料法律相談を実施しています。弁護士に無料で相談できるため、まずは市役所に問い合わせてみましょう。

トラブルを未然に防ぐために

最も重要なのは、トラブルになる前に適切に対応することです。

  • 最初の相談から誠実な態度で臨む
  • 金額については事前に確認と合意を取る
  • 感情的にならず、冷静に話し合う
  • 約束したことは必ず守る

これらを心がけることで、多くのトラブルは防ぐことができます。

それでも理不尽な要求をされた場合は、**決して泣き寝入りせず、公的機関を頼りましょう。**あなたには離檀する権利があり、法外な金額を支払う義務はありません。


よくある質問(FAQ)

離檀料について、特によく寄せられる質問とその答えをまとめました。

Q1: 離檀料はいつ支払うのが一般的ですか?

A: 通常は閉眼供養(魂抜き)の際に、他のお布施と一緒に渡すケースが多いです。お墓から遺骨を取り出す儀式の際に、住職にお渡しします。ただし、寺院によっては離檀の相談時や、すべての手続きが終わった後に渡すこともあります。事前に住職と相談して、適切なタイミングを確認すると良いでしょう。

Q2: 離檀料の表書きはどう書けばいいですか?

A: 封筒には**「お布施」**と書くのが一般的です。「離檀料」と直接書くのは避けましょう。

具体的には:

  • 封筒:白無地の奉書紙か白封筒を使用
  • 表書き:「お布施」(上段中央)
  • 名前:施主の姓「○○家」または「○○」(下段中央)
  • 筆記具:毛筆または筆ペンで、濃い墨で書く(薄墨は使わない)

中袋がある場合は、金額と住所・氏名を記入します。金額は旧字体(壱、弐、参、萬など)で書くのが正式です。

Q3: 離檀料を分割払いや後払いにしてもらうことは可能ですか?

A: 基本的には一括で渡すのが礼儀ですが、経済的な事情がある場合は住職に正直に相談してみましょう。

相談する際のポイント:

  • 事情を正直に説明する
  • 「○月までに○円、その後○月までに残り○円」など具体的な計画を示す
  • 誠意を持って依頼する

寺院によっては、分割や支払い期限の延長に応じてくれる場合もあります。ただし、これはあくまで住職の好意によるものなので、約束は必ず守るようにしましょう。

Q4: 改葬先の新しいお寺にもお金は必要ですか?

A: 新しく檀家として受け入れてもらうお寺には、入檀料が必要な場合があります。

入檀料の相場:

  • 一般的な範囲:10万円~30万円程度
  • 永代供養墓の場合:30万円~100万円程度(永代供養料として)

また、新しい墓地での開眼供養(魂入れ)のお布施も必要です(3万円~5万円程度が目安)。

ただし、公営霊園や民間霊園で檀家関係を結ばない場合は、入檀料は不要です。契約時に確認しましょう。

Q5: お寺から離檀を拒否された場合はどうすればいいですか?

A: **お寺に離檀そのものを拒否する権利はありません。**日本国憲法第20条で保障されている信教の自由には、特定の宗教をやめる自由も含まれます。

対処法:

  1. まずは住職に、離檀は個人の権利であることを丁寧に説明する
  2. それでも拒否される場合は、宗派の本山や宗務所に相談する
  3. 消費者ホットライン(188)や弁護士に相談する

埋葬証明書の発行を拒否された場合も、同様に上記の機関に相談してください。適切な手続きを踏めば、必ず離檀することができます。

Q6: 浄土真宗では本当に離檀料が不要ですか?

A: 浄土真宗(本願寺派・大谷派など)では、教義上、離檀料を求めないのが原則です。

浄土真宗の考え方:

  • 檀家制度そのものが他の宗派ほど厳格ではない
  • 信仰は個人の自由意志によるもの
  • 離檀に際して特別な料金を求めることは教義に反する

ただし、これまでお世話になった感謝の気持ちとして、任意でお布施を包むことは問題ありません。その場合も、他の宗派より控えめな金額(3万円~5万円程度)で良いとされています。

Q7: 離檀料は税金の控除対象になりますか?

A: 残念ながら、離檀料は税金の控除対象にはなりません。

離檀料は宗教法人への寄付の一種ですが、所得税法上の寄付金控除の対象となる「特定寄付金」には該当しないため、確定申告で控除を受けることはできません。

ただし、領収書をもらっておくことで、支払いの記録として残すことはできます。


まとめ

離檀料について、重要なポイントをおさらいしましょう。

離檀料の基本知識:

  • 離檀料は菩提寺へのお礼のお布施で、感謝の気持ちを表すもの
  • 法的な支払い義務はないが、円満に離檀するため多くの人が支払っている
  • 相場は3万円~20万円程度、平均的には10万円前後
  • 浄土真宗では教義上、離檀料を求めないのが原則

円満に離檀するためのポイント:

  • 早めに住職に相談し、誠実にコミュニケーションを取る
  • 離檀料の金額は事前に確認し、合意を得ておく
  • 感謝の気持ちを言葉と態度で示す
  • 親族全員の理解と合意を得てから進める

困った時の対処法:

  • 高額請求や理不尽な対応を受けたら、一人で抱え込まない
  • 宗派の本山、消費者ホットライン(188)、弁護士などに相談する
  • 離檀する権利は法律で保障されているので、泣き寝入りする必要はない

離檀は人生で何度も経験するものではありませんが、適切な知識と準備があれば、必ず円満に進めることができます。

次のステップ:

  1. まずは家族や親族と十分に話し合う
  2. 早めに菩提寺の住職に相談のアポイントを取る
  3. 地域の相場や慣習を調べておく
  4. この記事の内容を参考に、離檀の準備を進める

菩提寺との関係を大切にしながら、新しい供養の形へと移行できることを願っています。不明点があれば、遠慮なく専門家や公的機関に相談してください。あなたの離檀が、感謝と安心の中で完了することを心より応援しています。

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