少子高齢化の影響に伴って先祖代々受け継がれてきたお墓を処分する人が増えています。
墓じまいと呼ばれるこの作業は、業者への依頼など様々な手続きを行わなければいけないため時間が掛かってしまうのは否めません。
こうした問題を解決してくれるのが遺族に代わって手続きを行ってくれる代行業者です。
今回は墓じまいにおける代行業者の選び方について説明していきます。
墓じまいの代行業者とは?
墓じまいの代行業者とは文字通り、自身が所有しているお墓を処分するために必要となる手続きなどを代理で行ってくれる業者のことです。
お墓は霊園や寺院と契約を交わしてお金を払って使用する権利を得る形となります。とはいえ、いくら権利を持っているからと言っても自分の勝手な判断で墓じまいをすることはできません。
事前に管理者と話し合いの場を設けて双方納得した上で法的な手続きを行うことで初めて処分ができます。
個人で手続きを行う場合、話し合いが平行線のままでいつまで経っても先に進まなかったり、書類の準備に手間取ってしまうケースも少なくありません。
代行業者に依頼をすれば面倒な書類の準備や話し合いを代わりに任せることができるので比較的スムーズに進めることができます。
失敗しない代行業者の選び方
需要の増加に伴って墓じまいの代行を請け負う業者の数は増えています。一見するとどこに依頼をしても変わりはないように感じるかもしれませんが、業者によって代金やサービス内容に違いがあるので注意が必要です。
業者の選び方の重要なポイントに運営母体があります。墓じまいの代行業者は大きく石材店、仲介サービス会社、行政書士の3つです。
石材店は文字通り墓石を取り扱っている業者なので撤去費用が安くなるケースが多いと言われています。
仲介サービス会社は石材店や墓地の管理者と契約を結んでいるため、改装手続きはもちろん、改装先の手配なども任せられるのが魅力です。
行政書士は法的な手続きをスムーズに行うことができますが、改装先や墓石の処分などのサービスは限定されてしまいます。
利用者の中には金額だけで判断してしまう人もいますが、希望するサービスが受けられなければ余計な手間や出費がかさんでしまいかねません。それぞれの特徴を理解した上で自分に合った所を選ぶことが大切です。
墓じまいを代行業者に依頼した際の費用相場
業者に依頼をするにあたって、知っておかなくてはいけないのが費用の相場です。墓じまいに掛かる費用は各業者が自由に設定することが認められているので、金額にバラつきがあります。
手続きに掛かる主な費用は離団料、手続きの諸費用、お墓の撤去費用などです。離団料の相場は平均20万円前後、法的な手続きの諸費用は数千円程度といわれています。
お墓の撤去費用は使用している土地の面積や墓石の大きさで変わりますが、一般的なサイズで30万円程度です。霊園ではなく寺院の墓地を利用している人は、これとは別にお布施として5万円程度の費用が掛かります。
墓じまいをした後、中の遺骨を別のお墓に移す場合には改装先の費用に10万円前後のお金も必要です。
代行業者を選ぶ際の注意点
代行業者の中には利用者が専門的な知識を持っていないことを悪用して高額な金額を請求する悪質な所もあります。墓じまいの代行業者を選ぶ時は、ホームページなどで過去の実績をチェックすることが大切です。
実績を始めとした必要な情報が記載されていない場合は避けるのが無難と言えます。そのほかにも、実際に利用した人の口コミで信頼性を見極めるのも大事なポイントです。
まとめ
墓じまいの作業にはまとまった費用と事前に行わなければいけない手続きがたくさんあります。一見簡単そうに見える作業も、実際にやってみると時間と手間が掛かってしまうため、思うように行かないケースは少なくありません。
失敗やトラブルを避けてスムーズに作業を進めるためには、信頼できる代行業者に任せることが重要になりますので、大地石材までお気軽にお問い合わせください。