大切な家族が亡くなったとき必要になるのがお墓です。しかし、お墓を作るとなってもいくらかかるのかわからない場合や、見積書を見ても何をチェックしておくべきか、どこを見て比較すべきかがわからない方もいるのではないでしょうか?
一生のうちでもお墓を購入する機会は多くありません。だからこそきちんとした値段を見極めたいものです。この記事ではお墓の見積もりをした際に、見るべきポイントについてお伝えします。
墓石以外にかかる費用をチェックする
お墓を建てるときには、墓石代以外にもさまざまな費用が必要になります。
例えば、墓地・霊園の永代使用料や年間管理料、入檀料などです。これらの料金は地域や寺院によって差があります。そのため、住んでいる地域の相場や、近くにある墓地や霊園、寺院の使用料や管理料を調べておくことが重要です。
お墓の見積もりをする際には、墓石代以外にもこのような費用がかかることを念頭に置いておきましょう。
お墓を作る石材の費用をチェックする
お墓を作るためには当然ですが石材が必要です。じつは石材の費用には相場というものがなく、そのときの在庫状況により価格が変動します。
石材は有限のため在庫の確保ができていない場合には、価格が高騰してしまう可能性もあるため、石材店によっても価格に差があるということが多くみられます。
お墓の見積もりをする際には、ひとつの石材店からだけではなく、複数の石材店から見積書をとるようにしましょう。その際は、すべて同じ種類の石材や条件で見積もりをしてもらうことも重要です。
価格が安すぎるものにも注意
複数の石材店に見積もりをしてもらうと、同じ種類の石材でも価格に差がある場合があります。中には他の石材店よりも、大幅に安い料金の石材店もあるかもしれません。
料金が安いというだけで飛びつきたくなりますが、他の業者と比較して明らかに安すぎる場合は、「他と比較してなぜ安いのか」という理由をしっかりと聞くようにしましょう。
また、最初はそれなりの料金を提示していたのに、仕事がほしいばかりに無条件で値下げをしてくる石材店にも注意が必要です。見積もりに掲載している金額に明確な根拠がないか、利益を大幅に乗せている可能性も考えられます。
もちろん良心的に値引きをしてくれる石材店もありますが、値引きをするということは単純に石材店側の利益を削ることになるため、値引きをしても石材の材質や作業内容などに変更がないか確認しておくことも大切です。
まとめ:お墓の見積もりは複数とることが大切
今回は、お墓の見積もりをする際にチェックすべきポイントについてお伝えしました。お墓を建てるときにはさまざまな料金がかかり、地域や石材店によっても差がありますので、お墓の見積もりをするときには、必ず複数の石材店からとるようにしましょう。
お墓を建てるということは、一生に一度あるかないかのことです。石材店は墓石の購入だけではなく、お墓の建立やその後のメンテナンスや管理など、ずっとつながっていく存在です。
費用面も重要なことではありますが、それ以上に誠実に対応してくれる信頼できる石材店を選ぶようにしましょう。