お墓の建て替え工事の流れや費用で悩んでいませんか。
お墓は先祖代々親族の遺骨も入っていることが多く、管理者が自分であってもお墓の建て替えは独断では決めにくいことの一つです。
普段連絡の取らない親族と連絡を取る必要があり、自分なりに配慮したつもりでも、思わぬトラブルが起きることがあります。
今回はお墓を建て替える際に、工事の流れや工事費用に加え、親族とのトラブルを回避するための注意点について、お伝えします。
お墓の建て替えを考えるタイミング(時期)
お墓を建て替える時期は、特別にいつと決まっているわけではありません。しかし、建て替えにふさわしいタイミングが存在します。
それは一周忌や三回忌といった年忌法要や、お盆やお彼岸などの法事の時期です。
お墓を建て直す際には、古い墓石から魂抜きのしてもらう必要があり、僧侶に依頼しなければなりません。
年忌法要や法事の際に僧侶に読経を依頼をすることから、1度に済ませてしまうために、そのタイミングでお墓の建て替えを考える人が多くなっています。
お墓の建て替えの流れと手順
お墓の建て替えの流れについてご説明します。
まずは石材店に現地調査と見積もりを依頼しましょう。見積もりに納得できれば契約ができますが、石材店によって工事の方法やプランが違うので、複数の石材店に見積もりを依頼するのがおすすめです。
次に、文字彫刻打ち合わせです。墓石に彫刻する文字や家紋について打ち合わせをする必要があります。
簡単に彫り直しが利くものではありませんので、文書できちんと確認しましょう。
続いて、閉眼供養です。魂抜きとも呼ばれている供養で、ご住職にお願いして閉眼供養の後仏様を抜きとり、お骨を寺院に預かってもらいます。
この閉眼供養が終わってからお墓の工事に移ることができ、工事が完了したら引き渡しになります。
最後に開眼供養です。ご住職に依頼して、開眼供養をして納骨します。
これがお墓の建て替えの一連の流れとなります。
お墓の建て替えにかかる費用
続きまして、お墓の建て替え費用の相場です。費用はお墓の区画面積や墓石の種類、周辺環境の工事の難易度によって変わります。
お墓の建て替えは、現在ある墓石の撤去と新しい墓石の建立費用に加え、閉眼供養や開眼供養の費用がかかりますので、相場は200万円前後となっています。
高額な費用がかかるため、石材店に現地調査をしてもらったうえで、見積りをもらいましょう。
お墓の建て替えでよくあるトラブルと注意点
お墓を改葬する目的を共有
あまりお墓に来ない親族にとっては、建て替える必要がわからない場合があります。
親族や家族を説得する際には、現地へ一緒に足を運び、気になる部分や状況、立地環境まで一緒に見て確認してください。
現地で建て替える理由を説明することでトラブルを回避することができます。
誰がいくら払うのか決めておく
予算を決めて、誰がいくらどのように払うのかを確認してから石材店と契約しましょう。数十万円などの予算でも、誰か一人が費用を負担する場合、後からトラブルになる可能があります。
また、墓の建て替えを検討していても、石材店に依頼して着手したところ、地盤が緩くて基礎工事が必要になるなど、思わぬ出費が出ることもあります。
こまめに連絡取り合って、独断を避けるのがポイントです。
優先順位を決める
お墓の建て替えをすることになったら、何を優先させるか決めましょう。
例えば、お墓を管理する人の足腰が悪くて管理が大変になるので、段差のないお墓にするために建て替えたい、という場合は立地環境の優先順位が高くなります。
お墓の建て替えには建て替え方法やデザイン性、予算など多くの選択肢があります。親族と何を優先させるのか事前に話し合うことをおすすめします。
まとめ
お墓の建て替えの流れや工事費用、親族とのトラブルを回避するための注意点についてお伝えしました。トラブルが起きないように親族や家族としっかりと連絡を取り合うことが大事です。
特にお墓の建て替えでは高額な費用になる可能性があります。石材店に現地調査や見積もりをしっかり取ってもらい、親族も納得のできる形で建て替えを進めることが大切となるため、ご検討の際は大地石材までお気軽にお問い合わせください。