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自宅での遺骨の置き方は?置く際の注意点とポイント

自宅に遺骨を置く際、置き方や注意点がわからず悩んでいる人もいるでしょう。故人を供養するためにも正しい遺骨の置き方を把握するのは重要です。

この記事では、自宅での遺骨の置き方や注意点、自宅での遺骨の保管が難しくなった場合の対処法を解説します。大切な遺骨を保管するためにもぜひ最後までご覧ください。

自宅に遺骨を置くまでの流れ

自宅に遺骨を置くまでの流れは主に以下の通りです。

  1. 葬儀を行う
  2. 火葬場で火葬する
  3. 火葬後に遺骨を骨壺に納める
  4. 遺骨を自宅に移す

遺骨をどこに保管するかは「墓地埋葬法」で定められているため注意が必要です。

たとえば、故人にとって思い入れのある自宅の庭に納骨したい場合でも、墓地埋葬法では庭への納骨は認められていないため違法になります。そのため、自宅に遺骨を置く際は、埋葬せずに家内に安置させておくのがおすすめです。

自宅での遺骨の置き方

遺骨と祭壇

自宅に遺骨を置く方法は主に以下の通りです。

  • 遺骨を細かく粉砕して置く
  • 供養品にして置く
  • 骨壺のまま置く
  • 仏壇の上に置く
  • 遺骨保管用の台を用意する
  • リビングに保管スペースを設ける

自宅の広さによっては、骨壺の大きさや保管場所に困ってしまう人もいるでしょう。そのような場合は、遺骨を細かく粉砕することでよりコンパクトに保管できます。

遺骨粉砕用の骨壺もさまざまなデザインがあるため、故人が好きだった色や思い入れのある色を選んであげると良いでしょう。

遺骨をお守りや指輪、ネックレスなどの供養品にして自宅に置く方法もあります。供養品にすることで故人を身近に感じられるほか、骨壺に入らなかった遺骨の対処法としても活用できます。

骨壺のまま自宅に保管する場合は、仏壇や仏間を設置し、そこに骨壺を置くのが一般的です。しかし、仏壇や仏間は骨壺を置く場所が限定されてしまうため、置く場所にこだわりがある人は注意しましょう。

また、仏壇や仏間は本来、掛け軸仏像を設置するのが目的とされているため、骨壺を置くのに違和感を覚える人は専用の台を用意することをおすすめします。

故人と一緒にいたいという理由から骨壺をリビングに置く人もいます。その際は、リビングの配色に合わせたデザインの骨壺を選んだり、家族がよく集まる場所に置くのが良いでしょう。

遺骨を置く際に気を付けること

遺骨

遺骨を自宅に置く際は、以下のことに気を付ける必要があります。

  • 湿度が高い場所に置かない
  • 高いところや物が落ちそうな場所を避ける

水回りや湿度が高い場所は、カビが発生しやすいため、風通しが良く寒暖差がない場所に保管するのが重要です。

ほかにも棚の上や子どもが良く通る場所に遺骨を置いておくと予期せぬ事故を引き起こすかもしれません。ペットや子どもの手に届かない場所や落下を防げる場所に大切に保管するようにしましょう。

自宅で遺骨の保管が難しくなった場合

遺骨を持つ老夫婦

引っ越しや家族の都合で自宅に遺骨を置いておくのが難しくなった場合、供養する場所を探す必要があります。また、跡継ぎやお墓を管理する人がいない場合は、永代供養や遺骨を海や山に撒く「散骨」と呼ばれる方法もあります。

まとめ

この記事では、自宅での遺骨の置き方や注意点、保管が難しくなった場合の対処法を解説してきました。

遺骨は故人の体でありとても大切なものです。故人を身近に感じていたい人は、供養品にしたり、リビングに置いたりするのが良いでしょう。

また、遺骨をどこに置くのか決める際は、自分だけで決めるのではなく、親族と話し合うのが重要です。自宅に遺骨を置くか考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

享年の計算方法と意味とは?人生の長さを数字で理解しよう

享年(きょうねん)という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。享年と似た言葉で行年(ぎょうねん)や没年という言葉もあります。それぞれの言葉で意味や使い方も異なるため、しっかりと理解しておくのが重要です。

この記事では、享年の意味や計算方法、享年と似ている言葉について解説します。この記事を読むことで享年の正しい使い方がわかります。享年の意味がわからない人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

享年とは

享年とは故人が天から与えられた生を全うした年月のことです。

「受け入れる」「受ける」という意味の「享」と「年月」を表す「年」を組み合わせることで、年を受け入れるという意味になります。

享年は主に葬儀や回忌法要などで故人の年齢を表すのに使用されます。

享年の数え方

位牌を持つ女性

享年は数え年で計算するのが一般的です。よくある間違いとしてあるのが、「満年齢」との違いです。満年齢とは、産まれた日を0歳として誕生日を迎えるごとに1歳ずつ歳を重ねます。年齢の表記方法も「満○歳」と年齢の前に「満」をつけます。

一方で、数え年は生まれた年を1歳とするのが特徴です。0歳という概念がないため、満年齢と比べて1歳加算されるので注意しましょう。

また、歳を重ねる月も誕生日ではなく毎年1月1日になります。そのため、誕生日前であれば満年齢よりも2歳加算され、誕生日後であれば満年齢よりも1歳加算されることになります。

享年と似ている言葉

享年と似た言葉は以下の通りです。

  • 行年
  • 没年

行年とは、故人が生きていた年数を表す言葉です。もともと行年とは、仏教の用語で娑婆(しゃば)と呼ばれる私たちが存在する世界で、生まれて何歳まで修行をしたかを表す言葉でした。

享年は天から与えられた生を全うした年月のことを指し、行年は故人がこの世にいた年数を指していると覚えておきましょう。

没年は故人が亡くなった満年齢または年次のことです。亡くなった際の年齢を記載する場合は、没年○歳と書き、年次を記載する場合は、○○年没とします。

没年を使用する際の注意点として、葬儀の案内状や喪中はがきのなかで享年と没年を同時に使わないようにしましょう。たとえば、2023年没享年90歳といった表記はぜず、享年と没年を使用する際は、どちらか一方で統一します。

享年での「歳」と「才」の付け方

位牌

結論からいうと享年を使う際は、「歳」や「才」を付けてもつけなくても構いません。もともと、享年は故人が天から与えられた生を全うした年月を指すため、歳や才を付けるのは誤りとされていました。

現在ではわかりやすくするために「享年○○歳」「享年○才」と使い分けられており、状況によって付けるかつけないか判断することをおすすめします。

享年を使用する場面

享年は一般的にお葬式や法事、喪中はがきといった弔事で使わることが多いです。享年は故人が生きていた年月を再認識するために必要です。法事やお葬式などで故人を想いやるためにも享年の意味はしっかりと理解しておきましょう。

まとめ

この記事では、享年の意味や数え方、よく似た言葉について解説してきました。

普段あまり使用することがない「享年」ですが、正しく意味を理解することで葬儀や喪中はがきを送る際に役に立つでしょう。

享年の意味がわからなかった人や行年・没年との区別がつかなかった人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

四十九日に向けて準備するものとは?

事前に準備するものは主に次の3つです。

一つ目、法要の準備。四十九日と日程、会場決め、案内状の手配などです。

二つ目、納骨、納骨式の準備、日程決め。墓地管理事務所との納骨がある場合は石材店へ連絡。本位牌の用意などがあります。

3つ目、香典返しの準備。香典返しとお礼状の要否。当日の持ち物はお骨、白木位牌、本位牌、遺影写真、お布施、お茶代、香典返し、お供え用のお花です。

お布施の額は一般的に3万円から5万円ほどが多いようです。菩提寺の客間を使用する場合はお茶代として5000円から1万円ほど包んでおきましょう。

ただし地域によって風習が違うこともあるので、年長者や葬儀屋さん、石材店に確認しましょう。

そもそも四十九日とは?何をすべきか?

四十九日法要は故人様のご命日から数えて四十九日目を指します。

初七日から七日ごとに受けたお裁きにより、来世の行き先が決まる最も重要な日で満中陰と呼ばれます。

故人の成仏を願い、極楽浄土に行けるように、家族や親族のほか個人と縁の深かった方々を招いて法要を営みます。

四十九日法要は忌中に行う儀式の中で最も重要とされています。仏教ではこの日を忌明けと呼び、遺族はこの日を境に個人様のご冥福を祈って、喪に服していた期間を終えます。

忌中とは亡くなられてから四十九日法要を迎えるまでの期間のことです。

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